トマトの食材手帖

食材手帖

こんにちは。東北在住のあきです

今日は、これからの季節に最盛期を迎えるトマトについて、
その成分や効果についてお話したいと思います

最近は、ホームセンターでも本当に色々な品種の苗が売られていますよね

今年はトマトの苗を買いませんでしたが、
去年は”プチぷよ”という薄皮のミニトマトをベランダで育てて楽しませてもらいました

それでは、本日もよろしくお願いします

含まれる成分と期待される効果

トマトに含まれる成分の中で特筆すべきものは、

リコピン(トマト3.0mg/ミニトマト8.1mg) 抗酸化作用を有する
βカロテン(トマト540μg/ミニトマト960μg) 抗酸化作用を有する/免疫力を向上させる
()内の表示はいずれも可食部100gあたりの成分量です

抗酸化作用とは、老化、がん、生活習慣病などの原因の1つである
“活性酸素”の発生や働きを抑制する作用のことです

リコピンはトマトの赤色のもとになっている色素で、強い抗酸化作用があります

この他にも、トマトにはカリウム、ビタミンC、水溶性食物繊維などが含まれており、
栄養価の高い野菜になっています

また、トマトには「13-oxo-ODA」という脂肪酸が含まれており、
この成分が脂質代謝改善に有効である可能性が示唆され、研究が進められているようです

薬膳・メディカルハーブとしての効能

薬膳では、
・五味は
・五性は微寒
・帰経は
・体質は、血虚(加熱)瘀血陰虚陽熱
・主な作用は、夏バテ老化防止美肌冷え性

生で食べると、体の熱を冷まして潤いを与えてくれますが、
加熱すると体を冷やす作用が弱まり、血を補って血行を促進します

また、消化を促進し、食欲不振を改善するため夏バテにも効果が期待されます

漢方では、酸味の強いものの方が薬効が高いと考えられています

使用上の注意

体を冷やすため、冷えがある人は食べすぎに注意して下さい

成分を逃さない調理のコツ

トマトに含まれる成分で特に重要なリコピンは、細胞壁の内側にあります

そのため、リコピンを効率よく吸収するためには、
加熱して細胞壁の構造を緩めたり、すりつぶすなどして細胞壁を壊す必要があります

また、リコピンとβカロテンは共に脂溶性で、油に溶ける性質があるため
油と一緒に摂取すると吸収効率がアップします

そのため、ジュースやソース、スープにしたり、油を含むドレッシングをかけたり、
油脂を含んだ食材(肉、魚、卵、アボカド、オイルなど)と一緒に摂取すると良いでしょう

また、市販のトマトジュースの多くは加熱もしてあるのでリコピンを効率よく吸収できます

保存法

完熟したものは袋に入れて冷蔵庫に入れてください

未熟なもの(へたの周囲にまだ黄色が残っているようなもの、全体的に色が薄いものなど)は
常温に置いて追熟させると良いでしょう

私もよく窓際に並べて追熟させています。「追熟コーナー」と呼んでいます。

豆知識

これから最盛期を迎えるトマトですが、買うときには、お尻の部分をチェックしてみて下さい
白い筋が放射状に伸びているものは熟している証です


ところで、外国産のホールトマト缶やカットトマト缶を買った時に
随分と赤色が濃いなぁと思ったことはありませんか?

実は、あれらのトマトは加熱調理向けの赤系品種で、
日本のスーパーで多く売られているトマトは生食向けのピンク系品種なのです

赤系品種の方が旨味成分であるアミノ酸(グルタミン酸やアスパラギン酸)が多く含まれています

よくパスタソースやカレー作りのレシピに生のトマトではなく、トマト缶を使っているのは
そういう理由もあるのかもしれませんね

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