にんにくの食材手帖

食材手帖

こんにちは。東北在住のあきです

今日は、にんにくについて、その成分と作用等についてお話していきたいと思います

常備しておくと、とても便利ですよね
私は、道の駅や産直などで大量に安く売っているのを見かけたら購入するようにしています

余談ですが、我が家では使う頻度がとても高いので、使いやすいように下写真のように
ばらして吊り下げてストックしています(奥は鷹の爪です)

それでは、本日もどうぞよろしくお願いします

含まれる成分と期待される作用

にんにくに含まれる成分で特筆すべきものは、

アリシン 殺菌作用/疲労回復を助ける/血液の凝固を防ぎ血行を良くする

にんにくそのものにはアリインという硫化アリルの一種が含まれるのですが、
切る、潰すなどの工程で空気に触れ、アリナーゼという酵素の働きによりアリシンに変わります
                 アリイン→アリシン

アリシンには強い殺菌作用の他に、血栓を予防し、結果として血流を改善する効果があります

また、アリシンはビタミンB1と結合すると、疲労回復効果のあるアリチアミンという
ビタミンB1効果を持つ脂溶性ビタミンB1となります

アリチアミンは、ビタミンB1分解酵素にも安定しており消化管からの吸収も良くなります

にんにくにはビタミンB1も含まれていますので(0.19mg/100g)、
疲労回復効果の高い野菜といえます

薬膳・メディカルハーブとしての効能

薬膳において、にんにくの

・五味は
・五性は
・帰経は、
・体質は、気滞瘀血陽虚
・主な作用は、胃もたれ食欲不振下痢風邪の初期疲労回復生活習慣病予防等です

気血を巡らせて体を温め、五臓の機能を活性化する働きがあり、風邪の初期にも有効です

さらに消化・吸収を促進するため胃もたれや食欲不振、冷えによる下痢を改善します
ただし、のぼせやほてりのある人、熱による症状がある人は生食を控えましょう

アーユルヴェーダでの効能

・ラサ(口に入れたときの味)は酸味以外すべて、主に辛味
・ヴィールヤ(薬源力)は熱性
・ヴィパーカ(消化後の味)は辛味
・ドーシャへの作用は、ヴァータ(V)↓ピッタ(P)↑カパ(K)↓

ニンニクはとても性質の強い野菜で、若返り精力増強作用があります
さらに、血液循環を良くし、腸内の排出を促すことから解毒作用も期待されます

また、ヴァータの乱れに効果が高く、体を温める作用を持つため、
冬などの体が冷える時期に使うと効果的です

ただし、ピッタ体質の人は、過度の摂取に注意しましょう

使用上の注意

刺激が強い野菜ですので、食べ過ぎると胃を傷めたり、腸内の細菌バランスが乱れて
ビタミンB6欠乏症になる危険性があります

過度な摂食は控え、1日の摂取量は、生なら1片より少なく、
加熱したものなら2~3片を目安としましょう

成分を逃さない調理のコツ

アリシンは、揮発性で比較的不安定な物質ですので、
切る・すり潰すなどの処理をする場合には、食べる直前や調理する直前に行うと良いでしょう

また、ビタミンB1を多く含む食品(うなぎ、豚肉、絹ごし豆腐、玄米など)と
一緒に摂取すると、疲労回復効果が高まります

保存法

風通しの良い場所で保管しましょう

豆知識

にんにくの臭いが食べた後もしばらく続くのは、アリシンが血中に入り全身を回るためです

にんにくを食べる時に牛乳や緑茶を一緒に飲むと、
アリシンが胃で吸収されにくくなり、後まで臭いが残らないと言われています

また、切り方によっても臭いの強さは変わり、
「繊維に沿って縦に切る」→「繊維を断つように横に切る」→「みじん切り」→「すりおろし」
の順に強くなります


ところで、健康食品として知られている黒にんにくをご存知ですか?
私は、以前働いていた時に農家さんから頂いたことがあり、その時に初めて食べました

食感も柔らかくなり、少し果物のような味がします

買うと少し値の張るものなのですが、自宅で炊飯器などを使って手作りもできます

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